いわゆる「せともの」
というと安い工業陶磁器のイメージもあり確かにそういう業者さん
の出店ブースも数多くありますが、
手作り陶芸作家さんのブースの数も多いです。
陶芸作家さんの作品は心の温もりが感じられるものが多く、
そこが作家さんの作品をわざわざ購入する魅力だと思います。
お祭りに出店されている器を購入するかしないかは、「一期一会」の遭遇ですよね。
その時購入しなければ、その器に二度と出会うことはないかもしれません。
作家さんの手作りだからこそ、厳密な意味では同じものは二つとありません。
だから、気に入ったものがあれば、できるだけ購入するようにしています(予算の範囲内までですが)。
また、まとめて、何点か一緒に購入する際には、陶芸作家さんに少し勉強してもらうこともあります。そういう交渉ができるところもまた、お祭りの楽しさですよね。
器選びの際には、いつも「黒豆茶の写真撮影」を意識します。購入した器をHPやチラシ、テレビCMなどで使用しますので、撮影した時にどう映るかをイメージしながら購入の可否を判断しています。
たとえば、釉薬が掛かったツルっとした表面の器は撮影時に余分な光の写り込みという影響を受けてしまうことがありますので、器としては綺麗ですがお茶の撮影としては使用することは少ないです。
また、黒豆茶を中に注いだ際にお茶の色が真っ黒になってしまうので、内側が黒色の湯のみは撮影に使用しません。
購入したけれども、撮影時にあまり写真映えしなかった器というのも何度も過去に経験があり、そういうことも勉強ですよね。
せともの祭に出店されている陶芸作家さんの作品の最近の傾向として、カラフルな器・かわいい器が増えてきていると思います。
写真写り映えが大事なSNS時代の影響ですよね。