黒豆茶に使用する原料は黒豆茶にあう品種を厳選して使用
国内産の黒豆はもちろん、海外産の黒豆についても研究しています
ヤマタケで使用している黒豆品種
ヤマタケで使用する黒豆茶の原料は、中国産は使用していません。
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- 黒豆「丹波黒」
粒が大きく、煮豆にしたときの食味・食感がよい。
ビタミンE含量がより多い。
豆の表面に「ろう粉」と呼ばれる粉が付いているのが特長。
兵庫県篠山市で生産される「丹波ささやま黒豆」が有名。
篠山産の黒豆は、篠山盆地ならではの気候(夏季は日中の寒暖差が大きく多湿)により育まれ、手間ひまをかけて生産される。
篠山産黒豆は江戸時代には徳川将軍献上品であった。
秋の珍味として、黒豆の枝豆の人気が高くなってきている。
丹波黒は、現在は兵庫県だけなく京都・岡山でも多く栽培されている。
丹波黒から派生した、信濃黒・作州黒・新丹波黒・玉大黒・クロダマル・黒っこ姫・夏どり丹波黒2号・華大黒・佐賀黒7号・くろさやかという品種もある。
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- 黒豆「光黒」
粒が大きく糖質が多く甘味がある。
アントシアニンや総ポリフェノール含量がより多い。
光黒は、北海道の函館・石狩・十勝・旭川などで多く栽培されている。
明治以降に北海道開拓者により黒豆の栽培が始まり、寒冷地での栽培に適した品種が改良された。現在では、日本における一大黒豆産地となっている。光黒系統で、いわいくろ・トカチクロ・つぶらくろという品種もある。
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- アメリカ産黒豆
粒の大きさは中粒。
寒冷地で栽培されるアメリカ産黒豆はタンパク質・糖質を多く含む。
アントシアニンなど健康美容成分も国内産黒豆と同様に含まれる。
表皮が薄いため煮豆にすると皮が破れやすく、煮豆以外の食品に使用されることが多い。(煮豆でも使用される場合もある)
尚、アメリカは世界有数の大豆輸出国で、日本で使用されている納豆向けや豆腐向けなどの食用大豆、サラダ油などの搾油用についても、過半はアメリカ産である。
その他の黒豆品種
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- 黒豆「黒千石」
粒が小さく、豆の実の色が緑色をしている。
以前は「緑肥用」(肥料としてそのまま畑にすきこまれる植物)として使用されていたが、近年あらたな健康成分が含まれていることが分かり、現在は食用として利用されるようになった。
黒千石は現在 北海道の北竜町・乙部町で栽培されている。
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- 黒豆「雁喰豆」
岩手県盛岡市玉山区で古くから栽培されている黒豆の在来品種。
別名は「黒平大豆」とも呼ばれ、粒が大きく偏平、表面に大きな「シワ」があるのが特長。
このシワには伝承がある。「雁喰豆」は玉山区内渋民村に飛来した雁(渡り鳥)が落とした一粒の種から芽吹いたもので、表皮のシワ模様は雁(渡り鳥)がクチバシで咥えた痕であるという伝承。
雁(ガン)は遠方より吉報を伝える縁起の動物と考えられ、玉山区では雁喰豆を正月だけでなく祝事にも食べる風習がある。
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- 黒豆「のんたぐろ」
山口県下関市豊田町のみで生産される黒豆。
長門市で栽培されていた白大豆(黄大豆)「タマホマレ」の突然変異を、山口県農業試験場が改良・育成した新しい黒豆の品種。